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パン屋運営

プチ起業だって安定なし!リスク分散をしておこう

今回は「ハンドメイド作家の“リスク分散“について」を解説します。

例えばイベント、例えばネットショップ。

売れ始めるとその媒体にどうしても依存してしまいがち。

でもちょっと待った!

そのイベント、そのサイトはずっと続くと言い切れますか?

答えは「分からない。

そう、分からないのです。

未来は誰にも分かりません。

一つに依存してしまうとその依存していたものがなくなると収入源が絶たれてしまいます。

一点集中は時に大きな味方になりますが、時に一気に全てを失いかねません。

日頃からリスクを分散することを意識していきましょう。

わたしの経験をもとに解説していきます。

リスク分散の必要性

株などの投資の世界では『リスクを分散させる』という言葉は一般的ですよね。

ハンドメイドの世界、それが主婦規模の起業でもリスク管理はとっても大切。

わたしの実例を見てみましょう。

思い返すこと数年前。

とあるお店で依頼されてパンの委託販売を始めました。

でも自分に集客力が足りなかった。

次第にスタッフさんにとって”販売すること”が負担となり、契約を突然打ち切られるという経験をしました。(ショックだったなー)

当時その委託販売は週2を予定していたため、他の仕事をある程度整理してから委託販売を始めていました。

つまり、一気に仕事がなくなってしまったのです。

当時はまだネットショップも開設しておらず、泣き寝入り。

自分の実力不足と言えばそれまでなのですが、その時初めて「収入源はいくつか確保しないといけない」と痛感しました。

それから数年。

今は定期販売を月2回、ネットショップを3媒体でだいぶ安定してきました。

イベント出店しなくなって何が変わった?イベント出店を卒業して1年が経ちました。主催を兼任していたこともあり、シンプルに時間が出来た。そして新しいことにも挑戦出来ています。1つ手放して1つを得る。まさにそれを体感した1年でもありました。そんなことをまとめています。ぜひご覧ください。...

加えて自分の経験を生かしたブログやパンのYouTubeなど、これからネットの世界を中心に自分のやれることを広げている最中です。

話を戻しますが、ハンドメイドの世界での働き方は

  • イベント出店
  • ネットショップ
  • 実店舗
  • 委託販売

など様々な形があります。

イベント出店や実店舗はコロナ禍のような事態の時に影響が出る。

ネットショップもサーバーダウンのリスクがある。

委託販売は委託先の状況で契約終了の可能性がある。

どれも“自分の意図ではないリスク“をそれぞれ抱えています。

だからこそ、それぞれのリスクヘッジをしておく必要があります。

初めは一点集中で経験を積む

とはいえ、初めから“出店と通販と店舗と委託“と…全部をこなすととても大変

好きなものも嫌いになってしまいますよね。

まずは1つのことに集中して頑張ってみましょう。

イベントは活動当初は積極的に出店した方が感覚が掴めます。

(今の情勢だとなかなか開催は難しいかもしれませんが)

たくさん経験して、お客様の反応などを積極的にリサーチしてみましょう。

その上で少し余裕が出てきたらネットショップも視野に入れていきます。

初めの4年ほどは様々な分野で活動していたので、イベント出店を多く経験しました。

イベント出店は楽しいのですが、パン屋という職業柄『朝が早い』。

体力が日に日に削られているのを実感して出店を減らしていきました。

売れ始めてきたら一旦たたみかける

例えば同時に2つのプラットホーム型のネットショップに出品していたとします。

どちらかに売り上げが集中することがあります。

そんな時は集中した方で一気にファンを増やすことをオススメします。

ヒットが多い方で確実にファンを増やしていく。

だんだんリピーターさんも増えてきてくれます。

イベント出店の場合は雰囲気が合うイベントがなんとなく分かってくるので、そういうイベントを中心にいろいろと出店してみるといいかと思います。

たくさん出たいからといって選ばずに出店していると“安売り“している感じが出てしまいます。かといって出し惜しみしていると忘れられる。雰囲気の合わないところではめっちゃ浮く

難しい匙加減ではありますが、いい塩梅を探していくと商品の個性も少しずつまとまっていきますよ。

わたしの場合はネットショップについてはminneCreemaを同時に始めました。

Creema 公式オンラインストア

出品の手間自体は変わらないので、在庫数だけ自分の出来る個数にして同時出品していました。

初めはパンセットも両方に出品していましたが、売上の伸びたminneに集中させていきました。その結果多くのフォロワーさんを得ることができました。

最近はある程度安定してきたのでリピーターさんに還元すべく、ネットショップを立ち上げて現在は計3つのネットショップでパン販売をしています。

プラットホーム型では集客を、独立型では還元を。

この位置付けはとても気に入っています。

  • プラットホーム型ネットショップ:minne、Creema、ココナラなど
  • 独立型ネットショップ:STORES、BASE、カラーミーショップなど

安定してきたらリスク分散

さて。現在は通販を90%近い割合にしているわたしですが、安定するまでにはたくさんのことに挑戦しました。

もちろん時期が重なっていたこともあり、当時はとても忙しかった記憶があります。

ここまでの決断では何度か分岐点がありました。

  1. パン教室を辞めたとき
  2. ネット社会が伸びると感じた時
  3. 自粛期間がスタートした時
  4. 通販が伸びてきた時

4回ほどあった記憶があります。

パン教室を辞めたときはイベント出店に集中しました。

ネット社会の波を感じたときに仲間とネットショップを始めて、現実を痛感

プラットホーム型のネットショップの集客力に期待してminneとcreemaを始めました。

minneとcreemaを始めた少し後にminneでピックアップしてもらえて、フォロワーが一気に増えました。

そして直後にコロナ禍に突入。

コロナ禍が依然として続く中、次のステップに進むべく出店から退くことに決めました。

そして今はブログやYouTubeで自分のノウハウをシェアして、「人の役に立つ」ということをテーマにしながら通販を中心に活動しているというわけです。(まだ全然軌道には乗ってませんがw)

性格的にも通販は合っていました。

HSP気質のため、団体行動が苦手。

一匹狼?HSP?1人運営って孤独?普段、全ての業務を1人で運営しています。「大変でしょ?」と言われますが、個人的には1人でマイペースの方が今のところ合っているようです。どうやらその背景にはいわゆる”繊細さん”要素が見え隠れ。今回はよく言えば一匹狼、今どきの言葉で言えば繊細さんであるわたしの経験を元に1人運営について考えてみました。ぜひご参考ください。...

通販は生活スタイルに合わせてマイペースに活動が出来る。

ネット社会はフォロワー数や再生回数など数字が気になってしまうというHSPにはちょっとツラいデメリットはありますが、そこはもう慣れるしかないと感じております笑”

とにかく何事も無理は禁物。

”好きなこともある程度の断捨離”が必要です。

あれもこれもと挑戦してみて限界を感じたからこそ手放す勇気がもてたのかなと思いますし、結局人間は行動をしなければずっと同じ場所なのです。

それが居心地の良い場所だとしてもずーっと同じ環境はわたしには面白みがない。

ちょっとずつやりたいことをズラしながら新しいことには今後も挑戦していきたいと思います。

今回のまとめ

今回は「プチ起業でも必要なリスク分散」について経験をもとに解説しました。

規模が小さいといえども、『パート収入くらいは欲しいな』と思って活動しているママさん起業の方は多いと思います。

思いのほかシビアな世界だし、刻一刻と時代は変わっていくし、のんびりしていると自分だけ取り残されることもしばしば。

そしてお母さんというのは結構忙しい。

でも自分の好きなことで収入を得られるのはとても幸せなこと。

常にアンテナを張りながら自分の心地よいことを、適度な疲労感を持ってこなしていく。

そんなバタバタ感、わたしは嫌いではありません。

この先どんな未来があるのかは分からないけれど、良いも悪いも自分は自分であって、なるようにしかならない。

ちょっとだけ世界を広げてリスク管理をする。

心の安定はだいぶ違います。

わたしの経験がちょっとでもお役に立てれば幸いです。