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パン屋運営

【どこで仕入れてる?】ちいさなパン屋の仕入れの話②

今回も「ちいさなパン屋と仕入れの話」です。

前回よりもう少し具体的な“仕入れ“のお話をしたいと思います。

【今年は値上げラッシュ!】ちいさなパン屋と仕入れの話①2022年は世界情勢も関係し、値上げラッシュの年!今回はちいさなパン屋の仕入れについてまとめてみました。パンの材料だけでなく、見えない維持費がじわじわ効いてくる。やり過ぎない、適正な価格設定をし、改定するときは良いタイミングを選びましょう。...

毎月どうしようかな、こうしようかなとメニューを考えるのは好きな作業だったりします。

仕入れに関しては正解も間違いもないので完全に自己流。

わたし自身、ここ数年は働き方を少しずつ変化させているため、卸を利用する場面と都度購入する場面を使い分けるようになってきました。

そんな使い分けも含め、ちいさなパン屋さんの普段の仕入れについてまとめていきます。

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仕入れ先を決める

“パン屋“と言ってもわたしの場合はお店を持っていない働き方

そんなパン屋はどこで仕入れをするかというと、

  • 近所のスーパー
  • 地元のグリーンセンター
  • 楽天やAmazon
  • 富澤商店
  • 調味料を購入している企業

このうち業務提携というか、唯一「業務用」として購入しているのはオイル・砂糖・塩などの地元の調味料の企業のみです。

この企業はもともと調味料を購入していて、ひょんなタイミングで業務用の大袋を購入させてもらえることになりました。

業務用となると砂糖は15kg、塩は20kgなどなかなかの量。

困っていることとすれば“保管場所“ではありますが、ありがたいことなのでそこはなんとかしましょう。(だいぶ場所はとりますが笑)

他の材料は『必要になったときに“必要“な分』を購入。

後ほど“都度購入“と“定期購入“についてお話ししますが、違いは「ポイント還元率」。

わたしはあえて“都度購入“を利用しています。理由は後ほど。

スーパーは県内産の野菜などを使っている近場のスーパーを利用します。

卵不使用のベーコンもそちらで購入。

一度そのスーパーで卵不使用のベーコンの取り扱いがなくなってしまったことがあります。

おぱんくん

これからも購入したいので仕入れてもらえませんか?

と、お願いしたところそれ以降、いつも在庫をおいていただけてます。言ってみるものですね。よかったよかった。

グリーンセンターは季節の野菜がタイムリーに手に入るので、時々足を運んで「そろそろこの野菜の時期か…」とリサーチに出向いたりします。

楽天は季節のあんこなどちょっと珍しいものが手に入る時に利用します。

結構いろんなあんこ屋さんもあり、サンプルで購入してみて美味しかったら商品化のために試作してみるという感じ。

※Amazonはどちらかといえばガジェットなどの機械類での利用が多いので今回は省略します。

もともと趣味から始まったパン作り。

その延長線上に今の活動があるので、『無理せず必要な分を必要な量購入する』は徹底するようにしています。

心のゆとりを持っておく、というのもかなり大事にしている要素です。

ちなみに富澤商店は楽天リーベイツを経由すると楽天ポイントが貯まります。

詳しくはこちらから。

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月の仕入れの目安を立てる

パンを販売するときに必要になるのが『メニュー』。

定期販売やイベントでは10種類くらいのパンを用意します。

大きいイベントはもう少し種類を増やします。

メニューは大体5つのジャンルで分けて組み立て。

  • 定番商品
  • 季節商品
  • 惣菜系3種くらい
  • コッテリ甘い系
  • ベーグル2種くらい

ここに時々シンプルなメニューも加えて、“家族みんなで食べることが出来る“をテーマにバランスを取るようにしています。

通販では2週間ごとに菓子系1種と惣菜系1種の“期間限定メニュー“を入れ替えます。

週をまたぐこともあるので常時4種類の期間限定メニューを用意。

定番メニューはおよそ20種。全25種類くらいを販売しています。

販売する商品ってどう決めてる?パン屋を始めて最初に考えないといけないのが「商品」。どんなパンを焼こうか、どんなメニューにしようか。しかし悲しいかな、焼きたいパンが”求められているパン”とは限りません。またある程度メニューを回していかないとずっと同じモノを焼くことにもなります。今回はわたしがメニューを決める時に意識していることをまとめてみました。ぜひご参考ください。...

週末はパンセットを用意。このパンセットは8種類のパンを入れています。

初めての方にはお試しとして、リピーターさんは新しいパンの開拓としてなんやかんや定番化したパンセット。

焼く側としても気分転換になるし、

「あまり知られてないけど食べてもらいたいパン=推しパン」を入れることも出来る。

そこから『このパン、美味しい!』をいただく。

パンセット、まさにWin-Winな関係ですw

話は仕入れに戻しまして…

ネットを利用しての仕入れは月に2回を目安にしています。

期間限定メニューと定期販売のメニューを先にある程度考えておいて、なるべく無駄のないように仕入れるのがポイント。

でも予定は未定

ふと「あ!このパン焼きたい!」と思い立ってメニューを変えることもしばしば。

そんな時は1週ずらしてスケジュールを組み直します。

近所のスーパーでの仕入れは野菜など賞味期限の短いものが中心となります。

家の買い出しと同じタイミングでレジを分けて精算、みたいな感じで利用しています。

メニューを先に決めておくのは楽ではありますが焼きたい気持ちを抑えたくはないので、焼きたいメニューが出たら迷わず焼く。

臨機応変に楽しく焼くことを心がけています。

思った以上にその“気分が上がる“ことが多いのが最近の悩みです。

都度購入と定期購入

製パンの材料は主に”富澤商店”を利用しています。

ここからは富澤商店にスポットを当てます。

購入の方法としては「都度購入」がほとんど。

富澤商店には

  1. 通常購入
  2. 定期便(らくとみプラス)
  3. TOMIZ for Business

の3つの購入方法があります。

  • 通常購入:必要な時にお買い物をする方法
  • らくとみプラス:定期便・月に1度決まったタイミングで届く方法
  • TOMIZ for Business:卸専用サイトを利用した仕入れ方法

定期便があるにも関わらず、わたしがなぜ「都度購入」を選んでいるかというと、『ポイントに目が眩みやすい性格で、買い過ぎてしまうから』。

ポイントアップ!とか期間限定!とかそういう言葉に結構弱い。

在庫僅か!もなかなかそそりますね笑”

定期便はメニューを変更できますが、

おぱんくん

あと少し入れちゃおう♪

なんて気持ちが絶対に湧き出てきます。自信があるw

誘惑に負けそうなら初めから利用しない方がいい。

自分の性格ゆえ、そうするようにしています。(本当はポイントたくさん貰えたらいいのになーと思ってます)

富澤商店とcotta

製菓製パン材料で有名なところといえば

  • 富澤商店
  • cotta があります。

どちらも取り扱う製品はかなり多く、パンやお菓子を作る方には馴染みがありますよね。

個人的に

  • 富澤商店は製パン材料が多い気がする
  • cottaはお菓子の材料が豊富な気がする

こんなイメージを持っています。

先ほど”富澤商店”での購入方法をまとめましたが、cottaにも“卸“的な購入方法があります。

富澤との違いでいうと、

  • サンプル注文可能かどうか
  • 送料無料ラインがcottaの方が低い
  • cottaは卸サイトでもポイントが貯まる

という部分でしょうか。

cottaはクール便手数料が必ずかかるのがちょっと残念なところですが、それぞれにだけ販売しているという商品もあるのでぜひサイトをのぞいてみてください。

今回のまとめ

今回は「お店をもたないパン屋と仕入れの話」ということで普段の仕入れについてご紹介しました。

きっとこの方法は金銭的なロスもあることでしょう。

でもわたしの中で“パン屋“だけでなく、他にもまだやりたいことがあるので『良い加減でのびのび焼く』ということを重視しています。

自分のやってみたいことをやるために“適度に手放し、適度に突っ込む“を日々繰り返して過ごす。

もちろんブログYouTubeでの発信もこれからのわたしの経験値になると思うし、

誰かのお役に立てたらいいなとも思います。

ぜひ今後ともお付き合いください。