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パン工房の話

【棚卸しと大掃除】パン工房の掃除をしよう!

今回は年末に行った工房の大掃除のお話。

年末に紹介しろよって話ですが、実際に行ったことを伝えたかったので年始にずれ込みました。

今年の年末のご参考にどうぞw

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道具たちをキレイにしよう

わたしのパン工房では機材はほとんどが家庭用サイズ。

主に使う大物はこの5つ。

あとはエアコン・水道・作業棚といったところでしょうか。

まずは日常で行なっている掃除から紹介していきます。

なるべく毎日濡れ布巾で全体の軽い汚れは取るようにしています。

そうすることで大掃除でゴリゴリに頑張らなくてもよくなります。

その濡れ布巾は基本的には使い捨てのものを使用。

タオルなども基本は使わず、衛生面を考えて使い捨てにするようにしています。

手洗いの際はペーパータオルを。

拭き掃除と水切りは破れにくいタイプのペーパータオルを使います。

薬局やホームセンターでまとめ買いしています。

家でも同じく毎日ルーティンを決めて大掃除しなくても保てるようにし、お皿を拭くタオルこそ使っていますが、布巾は破れにくいペーパータオルを使います。

臭いが残らず衛生的だし、最後に床の掃除をして捨てることが出来るのでそこは投資すべき消耗品だと割り切って購入しています。

なかなかオススメですよ♪

大型連休直前では少しだけいつもより頑張ります。

この他、発酵する時に生地を乗せているお盆は全て丸洗いします。

作業机のものを全て移動させて濡れ布巾で拭き、収納棚の中身も全て出して必要ないものは分類したり処分したりします。

収納棚の中の分類と処分するときの基準はこんな感じ。

  • 賞味期限切れは迷わず処分
  • なんとなく微妙な素材は処分
  • 複数個の在庫がある場合は賞味期限の早いものを手前に置く
  • ナッツ系と粉系(きなこなど)は分けておく

捨てるのがもったいないと思わないように、大袋ではほとんど購入しません。

使い切れる量を購入し、使い切るように計画を立てます。

近年SDGsが話題になっていますよね。

SDGsとは「Sustainable Development Goals」を略したもので日本語では「持続可能な開発目標」を指します。

2030年までに達成すべき国際社会共通の目標として掲げられています。

17の目標と169のターゲット(具体目標)で構成されています。

別に社会貢献したいとか、ジェンダーがとか声を大にしていうつもりはありません。

食べ物を無駄にしない=無駄に経費を出さない”にも繋がるため、なるべくフードロスはしないように活動をしています。

それが結果、SDGsに多少繋がっているかなと思っているくらいです。

わたしのパンは基本的に受注生産

パンセットも売り切れる数で焼き上げます。

仕入れも使い切れる量を購入。

必ず使う小麦粉やダンボール、オイルなどはまとめ買いするという感じです。

【インフレに備える】ちいさなパン屋の経費対策で出来ること2022年は値上げの年。値上げにヒーヒー言ってるだけでは何も変わらないので、わたしなりにいろいろと見直した年でもありました。結局パン屋さんの運営も、家計管理も共通したところがあります。どちらも見直して快適な生活をしましょう♪...

環境にも、お財布にもやさしい活動を心がけています。

話が脱線しましたが、道具たちのお掃除と共に収納棚のお掃除も一緒に行うようにしています。

棚卸しをしよう

大きなお店では年に2回棚卸しがあるかと思いますが、ちいさなパン屋では年に1度年末に棚卸しを行います。

ここで棚卸しについても知っておきましょう。

棚卸しとは「期末に在庫の数量を確認し、会計上に期末商品棚卸高として金額を確定させる目的で行われる作業」のことを言います。

「期末商品棚卸高」とは”帳簿上で計算した売れ残りの在庫”のこと。

会計は1月1日から12月31日までを帳簿付けして確定申告をしますよね。

年度が変わると会計も一旦リセットします。

となると昨年分の在庫はどこへ行くのか。

帳簿上では「期末商品棚卸高」として翌年に在庫として繰り越し、新しい年度では「期首商品棚卸高」として経費に計上することになります。

例えば小麦粉を8000円で2袋=16000円(25kgを2つ分)仕入れたけど、12月31日までに1袋使わなかった場合。

この場合は1袋分の8000円は”期末商品棚卸高”として翌年に繰り越します。

というわけで、年末には”棚卸し”という作業が必要になるわけです。

パン屋なら調味料から牛乳などの細かい部分まで。

発送などを行なっていたらダンボールや梱包材も対象になります。

とにかく”残っているもの”を洗い出す作業。

アクセサリー作家さんなども同じです。

棚卸しの内容は一覧にして書面にしておきましょう。

袋の半分だけ残っているなら仕入れた時の半額で計上します。

わたしがフードロスを気にかけているのは、この棚卸しをなるべく簡素化したいというのもあります。

数があればそれだけ手間は増えますから。

使い切れる量を年末までに使い切っちゃいたいってやつ。

とはいえ、年始に材料ゼロなんてことはないので棚卸しは必ず行います。

工房全体の拭き掃除

道具の掃除、棚の中の整理整頓、棚卸しを終えたら最後は全体の拭き掃除をします。

ありとあらゆるところを拭きます。

初めは新しい雑巾を濡らして上から順に拭き掃除。

壁、床など全て拭きます。

あ、もちろん床は先に掃除機をかけた方が楽です。

1周拭き終わったら机などの器具の部分はアルコールで拭きあげ。

これにてパン工房の大掃除は終了となります。

普段からこまめに手入れしていれば1時間くらいで終わります。

「いや、普段からやるのめんどいじゃん」と思われるかもしれません。

わたしも思います。というかわたしは元々片付けが苦手な人間でしたから、その気持ちもよーーく分かります。

が、そんなわたしが試行錯誤してたどり着いたのが「日々コツコツやっといた方が楽」という結論。

ルーティーンに落とし込むしかありません。

最低でも全体の軽い拭き掃除は毎日やるようにしましょう。

「明日やるはきっとやらない」

本当にそうで、やろうと思った時にやっといた方が結果楽です。

なんとか落とし込みましょう。

書類関係は年末までにまとめておく

工房の掃除終わったぜ〜い!と喜びたいところですが、最後に書類の整理もしておきましょう。

確定申告の申請期間は2月中旬から3月中旬。

確定申告に向けて準備しよう!11月になるとソワソワしてきます。そう、1年の終わりが近づくから。活動をしていると避けて通れないのが「確定申告」。今回はそんな確定申告について解説しています。少しだけインボイス制度についてもまとめていますので、ご参考ください。...

「ちょっと待ってね」とかは出来ないので伸ばすほど自分を追い込みますw

ズボラさんほど日頃からコツコツやっておくことが大切。

そのためには自分の性格を知っておくのもいいかもしれません。

つまりは『納得して自分に入れちゃえば基本的には忠実』という性格。

だからコレはココ、コレはココと居場所を決めたら出来るようになりました。

帳簿付けは「毎月15日までにソフトに入れる」とルールを決めて、Googleカレンダーでお知らせを入れるようにしています。

フリーランスって本当に自己管理が大切なんだなと知ったのはここ最近です。

1日で出来るものでもないので、せめて「年末までにレシートは固めておく」など小さな一歩から始めてみてください。

そのうち”やれてる自分”が嬉しくなってやれるようになるはずです。

ここで「明日やろう」はダメですよ。

とりあえず今、書類用のボックスを探してください。

今回のまとめ

今回は「【棚卸しと大掃除】パン工房の掃除をしよう!」ということで年は明けておりますが大掃除のお話をしました。

最後に内容をまとめておきましょう。

かつて『先延ばし』『書類管理苦手』『片づけられない』で困っていました。

その時は「自分はどうせ出来ないもんね」なんて開き直っていましたが、フリーランスとして活動する上では避けて通れないことも増えてきて対策を開始。

小さい頃から困っていたことをリスト化してみました。

そこで出てきたことは『元に戻せば解決する』ということばかり。

元に戻すということは”定位置を決める”ということにもなります。

  • 忘れやすいならリマインダーに入れておく
  • なくしやすいなら居場所を決めておく
  • 置きっぱなしにしやすいなら箱を作る

極め付けは『モノが減れば管理が楽』ということ。

ここでミニマリストの考えが腑に落ちたんですね。

それ以降すっかり散らかることが減り、物欲も減り、かけたいモノ・コトに投資出来るように。

母には「どうしちゃったの?」と言われるほど片付けられるようになったわけですが、人間腑に落ちるとこんなに変わるんですね。自分でも驚いています。

掃除が苦手でも、書類管理が苦手でも変われたので、今それらが苦手な皆様。

悲観せず、自分の納得する形でルールを決めてみることをオススメします。

わたしも気づいたことはどんどん記事にしていきます。

ぜひ生活に活かしていただければ幸いです。