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パン屋運営

屋号と活動を分けている理由

最近DMなどで「ぱんのおみみさんのパンを食べてみたいです。」と声をかけていただくことがあります。

嬉しい反面、内心ちょっと戸惑うわたし。

わたくし何を隠そう…こう見えてとても繊細なんですw

「お前言いたいこといつも言ってるやん。」と思われるかもですが、本当にお豆腐メンタルなんですよねー。

とはいえ聞かれたら正体は明かしていますw

で。なぜわたしがわざわざ屋号と“ぱんのおみみ名義”とで分けているのか。

実は理由はいくつかあるんですよ。

今回はそんなお話をしようかなと思います。

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顔出しは単純にしたくない

今思いましたよね。

「ほれ!やっぱり最初の理由やーん!」ってw

そうですよ?単純に顔出しが嫌なんです。

考えてもみてくださいよ。

画面にドーンと自分の顔。

おぱんくん

無理無理〜。

声出しでさえ最初は戸惑っていました。

しかし”無音で解説していて誰が見たいんだよ”と思ったので、意を決して声出しを解禁しました。

声出しはまぁ姿形が分かるわけでもないですから、ちょっと恥ずかしいけど現時点では受け入れています。

ほんでなぜ顔出しをしたくないのかと言いますとね。

「本当に画面に映るのが苦手」なんです。

少し前の記事でお話しましたが、カメラ屋の娘としてわたしは育ちました。

【素朴な疑問】通販は宣伝なしで売れるの?普段あまり忙しいそぶりを見せないタイプのわたし。周りには「自動的に売れるシステムを持っている」と思われていたようです。全然違いますよ。オンラインでのパン販売が軌道に乗るまではかなり意識的に発信をしていました。軌道に乗ってきた今も全く宣伝しないということはありません。今回は意識していることをまとめてみました。ご参考ください。...

小さい頃の話に戻りますが少しお付き合いください。

生まれた時からたーくさん写真を撮られてきました。

思えば小学校低学年くらいまでの写真は今でも大量にデータとして残っています。

しかし4年生くらいからパッタリ写真が減りました。

そう。反抗期ですw

小さい頃からことあるごとに撮られていたので、「もうカメラ嫌!」となったんです。

よく”お菓子屋さんの子どもは甘いものが苦手”なんて言いますが、わたしもまさに“カメラ屋の子どもは写真が苦手“でした。

そして息子もすでにわたしのパンに飽きていますw

周りからしたら「たくさん思い出が残ってていいね」と思うかもしれませんが、考えてもみてくださいよ。

お店の至る所に自分の写ったどでかい写真がどーーん!ですよ。

思春期に入ったわたしが抵抗するのも無理はありません。

そんなこんなでプライベートのSNSもよっぽどのことがない限り、わたしの姿は映っておりません。

どうにも“映ること“が苦手なので、顔出しは今度も絶対にすることはないでしょう。すみません。

ってのが1つ目の理由でした。

別人格でオンオフをつけたい

2つ目の理由は「オンオフ」

屋号と“ぱんのおみみ“名義で分けている理由の1つに『気分転換』というキーワードがあります。

そう。パン屋なのにYouTuber

パン屋なのにブロガーをしています。

おぱんくん

パンばかり焼いていると飽きちゃうんだよねw

現在は冷凍でのパン販売が主。

そうなると自ずと冷凍庫の容量もあります。

入らなければ焼いても意味がない。

焼いても入らなければ冷凍できません。

工房の冷凍庫の容量的に焼き上がりは午前で終わります。

そうなると普通に午後は空き時間

空き時間を無駄に過ごすくらいなら、もともと文章を考えるのも好きだしアウトプットでもしようかなーくらいの気持ちで今は台本を書いています。

身バレをなるべく減らしたいという狙いもあります。

今の時代、調べればどんだけでも個人情報って出てしまいます。

辿ればいくらでも調べられますよね。

だからせめてものオンオフという意味合い。

家族に迷惑がかからないようにわたしなりの配慮でもあります。

パンの売上を上げるつもりがない

ここからがメインになります。

YouTuberもブロガーも大抵自社商品を持っていますよね。

いわゆるマネタイズってやつです。

動画やブログ単体で稼ぐというよりも、自社商品に誘導して収益化をしてくことが多い。

さて。わたしの場合はどうかというと…。

「パンでこれ以上忙しくしたくない」のが本音です。

パンを焼くというのはどうしても時間をとります。

冷凍庫の話にもなりますが、現実的なキャパもあります。

わたし自身は時間を作るということに重点を置き、空いた時間の中でアウトプットをしたい。

そのアウトプットからの対価を得たい。

通常の逆ルートというわけです。

ということは今よりパンを焼いたらそれは出来なくなる。

つまり“わざわざパンの宣伝をしないでもいい“ということ。

以前夫に聞かれたことがあります。

動画とかあげてるけど、パン売らないの?

「拡散してるんだからついでにパン売ればいいのに」と思ったんでしょう。

しかしですね。

パンをさらに焼くと“自由時間“がなくなります。

わたしはアウトプットがしたいのです。

時間がなければこの作業は出来なくなる。

これがわたしがあえてここで自分のパン屋を宣伝していない一番の理由になります。

なのでね、ここではぜひ“パン屋ノウハウ“を学んでいただければと思っております。

わたしのパンは運良く見つけたらどうぞどうぞ。

どこでも出来る仕事にしたい

わたしの最終目標。

誤解を恐れずにいえば『パン屋を辞めること』です。

正確には「パン販売に執着することなく、のびのびと美味しいパンを焼きたい」かな。

人間ギリギリの状態はやはり欲が出ます。

売るために原価を極限まで切り詰める。

切り詰めすぎてクオリティが下がる。

美味しくないからリピーターさんたちが離れる。

これじゃあ本末転倒。

インフレが止まらない昨今。

もちろん原材料や消耗品の値上げは辛いです。

ここで何を工夫したかというとまずは送料。

ヤマトさんに交渉してビジネスメンバーズを導入しました。

【ヤマトと交渉】ヤマトビジネスメンバーズを導入しましたしばらくクロネコメンバーズで発送をしていましたが、個数が安定してきたのでヤマトビジネスメンバーズを利用し始めました。交渉のポイントは「個数」。やみくもにスタートから交渉すると逆に損をすることになるので、まずは発送する個数を増やしていきましょう!...

消耗品は単位を多めにして買うようにしました。

必要のない物品は使うこと自体をやめ、メニューは少し先まで考えて仕入れの頻度を減らしました。

やれることはやっています。

でも「モノを仕入れて、加工して販売する」というビジネスはどうしても“仕入れ“をしなければなりません。

もっと他で何か自分の商品を作れないかなと考えた時に「自分自身の経験がすでに商品なのでは?」と思いました。

飽き性ゆえの無駄に多い経験値。

これらを配信したら人の役にも立てそうだし、パンではないものでコンテンツ販売も出来るかも?なんて淡ーい考えを今も持っていたりします。

現状ではまだそこまでは難しい。

なので当面の目標はコンテンツ作りかなと考えています。

さて、わたしがもう少し頑張れるのはいつになることやら。

がんばりまーすw

今回のまとめ

今回は「わたしがパン屋と動画ブログ配信を分けている理由」についてお話しました。

最後に内容をまとめておきましょう。

改めてお伝えしておきますが、屋号を分ける理由は単に写りたくないというわがままではありません。

まぁ写らなくていいなら絶対に写りませんw

パンを楽しく焼いていたい」が最大の理由。

自分が考えて、大切にあたためてきたレシピたち。

そこからたくさんのことを学びました。

パン作りに追われていたら、焼くことを嫌いになってしまいそうなのです。

心と時間の余裕、大事ですよ。

だから今後も動画内・記事内でわたしが屋号を口にはしないでしょう。

運よく見つけたらぜひ食べてみてくださいねw